『ENGLISH JOURNAL』の最新号を見ながら勝手に英語と日本語でトークするポッドキャスト番組「勝手にENGLISH JOURNAL!」。今回はなんと、この記事の執筆に放送が間に合わない!という年末進行のため、ENGLISH JOURNAL(EJ)編集部員が放送を聞かずに「勝手に」『EJ 2018年1月号』を紹介させていただきます。かかってこいや!
EJ1月号のここがすごい
以前はほぼ毎月と言っていいほど、ハリウッドスターが飾っていたEJの表紙。ここ最近、ちょっとずつ変化しているのをご存知でしたか? 12月号はおいしそうなクリスマスカラーのイギリス料理でしたが、1月号はどピンク! ものすごく目立ちます。
おいしそうな2017年12月号
- 作者: アルク ENGLISH JOURNAL 編集部
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2017/11/06
- メディア: Kindle版
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どピンクの2018年1月号
表紙が葛飾北斎!
そうなんです、1月号はあの有名な浮世絵師、 葛飾北斎の冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏が表紙! 1月ですから、縁起物をお手元に置いていただき、皆さんの英語学習もいい感じに進みますように、という願いが込められているとかいないとか。
ちなみに 現在、国立西洋美術館では「北斎とジャポニスム―HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」という展示会も開催中だそうです。あわせてチェックしてみてくださいね!
hokusai-japonisme.jp目からうろこの特集!
有名な話ですが、葛飾北斎の浮世絵は西洋の人々をも魅了しています。彼の絵に 影響 を受け、有名な西洋画家が残した絵もたくさんあるんですね。自分たちがもともと持つ文化が、新たな文化に 影響 を受け、新しい扉を開いた瞬間です。
さて、日本人にとって英語はひとつの「新しい文化」。日本人はどうしても「本家(=ネイティブ)」との違いを気にしてしまいがちですが、そうではないお付き合いの仕方を考えてみましょう、というのがEJ1月号の特集です。
個人的にイチオシなのが、「国際人に アンケート 『日本人英語』、私はこう考える」のコーナー。さまざまな分野で国際的に活躍される4名の方に、さまざまな角度から「日本人の英語」についてお話を聞いています。
質問の一つに「日本語なまりの英語発音、ネイティブはどれぐらい気になるものなの?」というものがあるのですが、なんと、4人中4人とも「気にする人はいません!」という回答。ほほう、 「発音悪かったかな、カッコ悪いかな…」なんて思っているのはこちらだけで、意味がわかれば別にいいみたい です。
著名人の金言だらけ!
さてそんな1月号、「新年だし!」という、張り切りたがりの編集長のもと、なんだかいろいろ盛りだくさんでお届けしております。ざくざくっと独断と偏見で見どころをご紹介しますね。
心に刻みたいエマ・トンプソンの名言
まずはこれまでのEJ Interviewの中から、印象深いエピソードをえりすぐった「女性たちの元気の出るコトバ」。やはりどの分野でも一線で活躍する人の言葉には重みがあります。勝手にいちばんを選ぶなら、エマ・トンプソンですね。
Always say what you mean , and then you won’t have to be thinking, “ Which lie did I tell about that?”いつでも、本当に言おうと思っていることを言わなくてはいけません、そうすれば考えなくて済みます、「あの件でどんなうそをついたっけ?」などと。
「ガガ様」の素顔が垣間見れる
「レディー・ガガ」と聞くと、ぱっと浮かぶのは奇抜なメイクやファッション。どちらかというと「強そう」な女性を思い浮かべる方が多いのでは。ところが2017年9月、活動休止を発表したインタビューの彼女の声には、彼女もまた「普通の1人の人間なんだな」と思わせる響きがありました。ぜひ、じっくりと聞いてほしいインタビューです。
「読んだことない」なんて、もはや小声でしか言えないので…
先日、授賞式もありました、ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏。EJでも過去に何度かインタビュー掲載があったり、書籍『ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』にもご登場いただいたりしています。
- 作者: ポール・オースター,村上春樹,カズオ・イシグロ,リチャード・パワーズ,レベッカ・ブラウン,スチュアート・ダイベック,シリ・ハストヴェット,アート・スピーゲルマン,T・R・ピアソン,柴田元幸
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2004/03/26
- メディア: 単行本
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いつものコーナーも全力でお届けします
新しく覚えたい単語:resilience
スピーチに登場するのがチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ。ウィリアムズ大学の卒業生へ寄せた祝辞を掲載しています。少しユーモアを交えつつも知性に満ちたスピーチですが、心に残るのがこの一文。
Discomfort can breed resilience.社会の中で生きているといろいろな事態に直面します。その中でしっかりと自分の意見を述べることの重要性について語る中で出てくるresilienceという言葉。こういう言葉を使いこなせる人間になりたいな、なんて思ったりもしたのでした。違和感から、しなやかな不屈の力が生まれることもあります。
今月は一体誰? クイズに答えて図書カードが当たる!
実は激ムズといううわさもあるのが、ミステリー・スピーカーズ、通称「ミススピ」のコーナーです(舌を噛みそうなので、もっといい通称を募集中です)。あなたの身の回りにある「何か」が語り掛けてきます。それは一体誰?というのを当ててみてください。最近、「勝手にEJ」でも過去のミススピを取り上げていますが、最新号のクイズに期間内に答えてご応募いただくと、正解した方の中から3名に図書カードが当たります!
今月は“Words from a Forgotten Friend”とのことですが…。ふむふむ、ちょっとお年を召した方のよう…?よく聞いてみてくださいね!
海外のお正月からiPhone X、ミシュランまで広がる話題
ネイティブ2人がおしゃべりを繰り広げるQuick Chat のテーマは1月らしく「お正月」。海外ではどんな過ごし方をするの?なんて、ちょっと気になりますね。彼らが使う表現はとても自然なので、単語を入れ替えて自分の表現にしておくと、同じような話題について英語で話すときに使えますよ!
ニュースのコーナーでは話題のiPhone Xが取り上げられています。もうゲットした方もいらっしゃるのでは?使い心地はいかがでしょうか?気になるのが専門家による以下の発言。
… the incremental is not that much, not big hit.え、本当なのでしょうか? というのはもう少し聞いてみたら 判断 できるかも!…値段はあまり上がらず、大きな負担ではありません。
『ENGLISH JOURNAL』2018年1月号についてPodcastで聞いてみよう! 英語で!
アルクの月刊誌『ENGLISH JOURNAL』について「勝手に」トークをするPodcast番組「勝手にENGLISH JOURNAL!」では、この記事以上に鋭利な角度からさまざまな話題についてのアツいトークを聞くことができます。
パーソナリティーのジュンは日本語、相方のネイティブスピーカーは英語でトークを繰り広げているので、英語リスニングにもぴったりです。
聞いていると、思わずニヤリとしてしまう「勝手にENGLISH JOURNAL!」は Podcast または、 Youtube でお楽しみください!
Voicyでも配信開始!
さらに12月25日からは「今日を彩るボイスメディア Voicy」でも配信を開始しました!過去の放送分から、毎週月曜朝7時に配信されています。ぜひぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
voicy.jp「勝手にENGLISH JOURNAL」で紹介している書籍はこちら
ENGLISH JOURNAL 2018年1月号
特集は「日本人と英語」。外国語として英語を学ぶ私たちが、どのように英語と付き合い、どんな英語の使い手を目指していけばよいのかを、さまざまな角度から考えます。特別企画は「女性たちの元気が出るコトバ」「レディー・ガガの痛みと休息」「カズオ・イシグロの世界」と盛りだくさん。新年特別号をお楽しみください。
文:「勝手にENGLISH JOURNAL!」編集チーム
「勝手にENGLISH JOURNAL!」は、アルク、 b わたしの英会話 、 音読アプリ「リピートーク」 が共同でお送りする日英バイリンガルトーク番組。ENGLISH JOURNALの最新刊について勝手に話します。 Podcast 好評配信中!
【トーキングマラソン】話したいなら、話すトレーニング。
語学一筋55年 アルクのキクタン英会話をベースに開発
- スマホ相手に恥ずかしさゼロの英会話
- 制限時間は6秒!瞬間発話力が鍛えられる!
- 英会話教室の【20倍】の発話量で学べる!
SERIES連載
思わず笑っちゃうような英会話フレーズを、気取らず、ぬるく楽しくお届けする連載。講師は藤代あゆみさん。国際唎酒師として日本酒の魅力を広めたり、日本の漫画の海外への翻訳出版に携わったり。シンガポールでの勤務経験もある国際派の藤代さんと学びましょう!
現役の高校英語教師で、書籍『子どもに聞かれて困らない 英文法のキソ』の著者、大竹保幹さんが、「英文法が苦手!」という方を、英語が楽しくてしょうがなくなるパラダイスに案内します。
英語学習を1000時間も続けるのは大変!でも工夫をすれば無理だと思っていたことも楽しみに変わります。そのための秘訣を、「1000時間ヒアリングマラソン」の主任コーチ、松岡昇さんに教えていただきます。